2001年に、住友グループの住友銀行と、三井グループのさくら銀行が合併して発足したメガバンクです。
三井、住友と言えば、三菱とともにかつての日本三大財閥系であり、ライバル企業でしたが、その財閥系の銀行同士が合併するということで世間を驚かせました。
それだけ当時銀行を取り巻く環境は厳しかったとも言えます。
住友銀行との合併以前にも、さくら銀行(当時の三井銀行)は1990年に太陽神戸銀行(太陽銀行と神戸銀行が1973年に合併して発足)と対等合併して太陽神戸三井銀行となりましたが、やたらと銀行名が長くなり、さくら銀行と改名したため一時「三井」の文字は銀行から消えていましたが、住友銀行との合併で再び銀行名に「三井」の文字が戻ってきました。ただし合併比率は住友銀行1に対しさくら銀行は0.6であり、存続会社は住友銀行となっています。
合併当時は大手都市銀行の不良債権もあり、銀行には公的資金が注入され苦しい時代もありましたが、2006年には公的資金も完済され現在に至っています。