カードローンの返済に遅れると会社に電話がかかってきたり、自宅に押し掛けて毎日督促を受けるって本当ですか?
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返済が遅れた場合にカードローン会社が督促をすることは正当な行為なので、督促自体は禁止されていません。
このため、返済が遅れれば常識の範囲での督促行為は有り得ます。(ちなみに返済が遅れている中で、通常の連絡手段で連絡がつかない場合など「正当な理由」があれば勤務先へ連絡することや、自宅へ訪問することも禁止されていませんのでご注意ください。)
また、銀行カードローンは消費者金融が保証会社となっているケースがほとんどです。
そのため延滞が一定期間経過すれば、保証会社である消費者金融が銀行に保証履行をして、請求する権利は消費者金融に移ります。
そして、その後は消費者金融から督促行為を受けることになります。
消費者金融の督促というと怖い印象を持っている人もいると思いますが、現在は法律によって、「威迫」や「その人の私生活や業務の平穏を害するような言動」での督促は禁止されています。
具体的には以下のような行為は禁止されています。
・大声をあげたり、乱暴な言葉を使う
・多人数(例えば3人)で訪問する
・訪問した際、退去要請を受けたのに退去しない
・本人以外に借入れに関する事実を明らかにすること
銀行の保証会社になっている消費者金融は知名度の高い大手ばかりです。
このため強引な督促を受けるようなことはまずありませんが、延滞したまま放置しておくと、訴訟提起される可能性はあります。このような督促でのトラブルを防ぐには、返済が遅れた場合には、必ずカードローン会社に連絡をしておくことが大切です。
連絡して返済意志を示せば、必ず、返済相談に乗ってくれるでしょう。